赤い髪に琥珀色の瞳を持つ浩太は、使用人の息子として、日野家のお屋敷にやってきた。ずっと「異人の子」と蔑まれてきたが、お屋敷の次期当主・裕利は、その髪に優しく触れ、好きだと言ってくれた。二人の間にほのかな恋が生まれる―それが波乱に満ちた人生の始まりとも知らずに。その時、裕利の継母は日野家の財産を狙い、当主暗殺をもくろんでいた。使用人とご主人様―身分違いのせつない恋の行方は…。
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泣けるBL本購入祭第三段!というわけで購入した「君と〜」ですが…、

うーん…。

素直に、感動で涙腺緩みっぱなしでした!!!

とは言えない感じ…。
話の構成や、起承転転転転転転転転転転転…結!!!な展開は良いと思います。昼ドラとか韓流ドラマみたいで。

しかし文章力が…、泣かせる文章・読ませる文章ではないなぁ…という感じなんですよね。前に高月先生の吸血鬼シリーズ本を読んだ時は全然気にならなかった気がするんですが…。話は面白いのにイマイチ泣けない感じでした。これがリンクス編集で榎田尤利先生や桜木知沙子先生、篠崎一夜先生なんかが書いてたらボロ泣きだったかもしれない…。三人称な書き方なせいか浩太や裕利の心情も共感するには遠い感じがするし…。一冊にまとめたからって言うのもあって一つのエピソードが浅いし…。上下巻くらいにわたって良いからじっくり読みたかったなぁ。あと、口が悪いって設定なので仕方ないですが、「おめぇ」「おめぇ」言われると、脳内弥次喜多ワールドです(笑)
最後はようやく浩太裕利に慣れてきたのもあって感動しましたし、うるうるきました。緋色っていうキーワードの統一感はすごく良かったです。

コメント

nophoto
橘 燈也
2006年3月23日1:26

雫さん雫さん!私はこれ大泣きだったんですけどいかがでした?
って久々のコメントがこんなんですみません;;

私的に泣くのはやはり月村奎先生と可南さらさ先生ですね、と呟いてみる。

シズク
シズク
2006年3月23日21:23

燈也さーん!!!おひさしですvv
感想…、上記な感じです…。ゲフー。。。
月村奎先生いいですよねー!!!!可南さらさ先生、うちに数冊しかないー!何か泣けるオススメあったら教えてください!!!(可南先生以外でも)燈也さんのオススメだったら巷で噂の泣ける本より当たりな気がする(*´∀`*)