高里椎奈　「天上の羊 砂糖菓子の迷児」 (薬屋探偵怪奇譚) 　講談社ノベルス

いつ出てくるかいつ出てくるか…きっと相変わらずの登場よね…いやでももしかして!!という葛藤と共に読み進めました怪奇譚の2作目。このシリーズは最初のページに登場人物の一覧があるのがとても憎いっ。桐さんのお言葉をお借りすると憎さ百倍です(笑)百倍憎いわけではなく。01がね…01が一覧に。

そんな成田構造研究所がレギュラー化していることにも驚きつつ。今回もちょいちょい同窓会でなかなか気が抜けません。ゴンナミさん結婚してるし!!話飛びますが座木が原型で手紙を書こうと挑戦する様は大層愛らしいかろうと。ふふふ。しかし御主人にも会って欲しいなぁ…いつか。秋とサトルのように。

花屋と悪魔は、変わらず彼ら時間が流れててとても良いですねー。01視点の文章がとても世知辛くてたまりません。クリームパン食べてるし…、冷蔵庫のコンセント抜く悪魔って!!!(笑)可愛すぎ。二人の会話の最後の辺りとかすごく好きです。旧知の仲万歳。01は一体どこまで知っていて理解していて、秋と話しているのか、気になるところ。

すみません。事件と今作のストーリー全く無視してますが、最後にこの人!!!高遠さぁぁぁん！最後に出てきちゃった辺りがファンサービス？まぁ余談だし。現れてます！現れちゃってるから！(笑)ここも再会して欲しいところだなー。

そして…、今回の事件の終わりはちょっと切なかった。でもリベが店長になってからは話の筋がわかりやすくなった気がします。あ、事件の感想1行で終わってしまったよ…。

とにかく3作目も楽しみ〜！今回出てきた伏線も気になりつつ…、次、道長君とか出てこないかなー。彼らはどっかに就職してるんだろうか。